一般財団法人環境イノベーション情報機構
政府事業の温室効果ガス排出削減計画 意見募集結果を踏まえCO2冷媒ヒートポンプ給湯器などの導入を追加
【地球環境 地球温暖化】 【掲載日】2002.07.22 【情報源】環境省/2002.07.22 発表
環境省は平成14年7月5日まで実施していた、政府の温暖化対策実行計画案・実行計画実施要領案についての意見募集結果として、期間中に寄せられた意見の内容とこれに対する同省としての考え方をまとめ、公表した。この計画は、政府が事務・事業を実施する際に排出される温室効果ガスについての低減対策の内容を示したもの。地方公共団体、事業者、国民に対し、自主的積極的な温暖化防止措置を求めるためにも、政府が率先して温室効果ガス削減に取り組む必要があるとの認識によって計画が策定され、平成18年度までに、平成13年度比で温室効果ガスを7%削減するという数値目標が設定されている。
今回の公表内容によれば、意見募集期間中に寄せられた意見は54通。ただし1通の中に複数の意見が述べられているケースを整理した結果、延べ意見数は186件に達していた。このうち、実行計画案に対する意見は90件で、残り96件は実行計画実施要領案に対する意見であった。
なお指摘が集中したのは、夜間電力を活用した蓄熱システムやCO2冷媒ヒートポンプ給湯器の導入を求める意見(延べ意見数は64件)。案には盛り込まれていなかったが、環境省では意見をふまえ対策に追加する方針だ。【環境省】