一般財団法人環境イノベーション情報機構
環境省、フロン類の平成25年度回収量等の集計結果公表
【地球環境 オゾン層】 【掲載日】2014.12.01 【情報源】環境省/2014.12.01 発表
経済産業省と環境省は、平成26年12月1日、「フロン回収破壊法」に基づく第一種特定製品(業務用エアコン及び業務用冷蔵・冷凍機器。以下「業務用冷凍空調機器」という。) からのフロン類の平成25年度回収量をとりまとめ、公表した。平成25年度に回収されたフロン類の量は約4,463トン(対前年度比約80トン減)、フロン類を回収した業務用冷凍空調機器の台数は約137万台(対前年度比約7万台増)であった。
回収された業務用冷凍空調機器の台数は約137万台(約7万台増)であり、それらの内訳は、機器の廃棄時等:約3,088トン(約56トン減)、約115万台(8万台増)、機器の整備時 :約1,375トン(約24トン減)、約22万台(約1万台減)となっている。
冷媒の種類別では、オゾン層破壊物質であるCFC(クロロフルオロカーボン)、HCFC(ハイドロクロロフルオロカーボン)からHFC(ハイドロフルオロカーボン)への代替が進んでいることに伴い、HFCの回収量及び回収台数は前年度に比べてそれぞれ約178トン増加(約14.9%増)及び約8万台増加(約10.4%増)している。
業務用冷凍空調機器に係るフロン類の回収は着実に実施されているが、平成25年度における廃棄時等のフロン類回収率は推計値で約33.7%と、前年度の回収率と同じ結果となっており。環境省は、回収率の向上を目指し、引き続き、関係省庁や都道府県等と連携して法施行の徹底するとしている。【経済産業省】【環境省】