一般財団法人環境イノベーション情報機構
2000年度の日本の温室効果ガス排出量 90年度と比べ8.0%増
【地球環境 地球温暖化】 【掲載日】2002.07.19 【情報源】環境省/2002.07.19 発表
環境省は、2000年度の温室効果ガス国内総排出量が、京都議定書の削減率算定の基準年である1990年に比べ8.0%増加した13億3,200万トン(二酸化炭素換算)にのぼっていたとの算定結果(暫定値)をまとめた。なお総排出量のうち、9割以上を占める二酸化炭素の排出量を部門別にみると、産業部門では1990年度比で0.9%の排出増にとどまっていたが、民生部門・運輸部門ではそれぞれ1990年度比で21.3%増、20.6%増を記録していた。
日本は京都議定書の取り決めにより、2008年から2012年までの5年間の温室効果ガス平均排出量を、基準年の排出量より6%削減しなければならない義務を負っているが、今回の算定結果を考慮すると、議定書の目標達成のためには2000年度の排出量から14%程度削減しなければいけない計算になる。【環境省】