一般財団法人環境イノベーション情報機構
東京ガス、子会社のマレーシアでのエネルギーサービス事業で第1号の建設着手
【エネルギー その他(エネルギー)】 【掲載日】2014.11.25 【情報源】企業/2014.11.19 発表
東京ガスの100%子会社でエネルギーサービス事業を手掛けるエネルギーアドバンスがマレーシアで、エネルギープラントの建設に着手した。マレーシアの合弁会社、ガスマレーシアエネルギーアドバンスで進めるエネルギーサービス事業の第1号案件となる。東レが出資するマレーシアの子会社グループ4社とエネルギーサービスの契約を締結した。ガスマレーシアエネルギーアドバンスは、現地都市ガス会社のガスマレーシアと4月に立ち上げた。エネルギーアドバンスが34%、ガスマレーシアが66%出資した。ガスマレーシアはマレーシア初の都市ガス会社として東京ガスと同国国営石油が1992年5月に設立した。東京ガスは子会社を通じてガスマレーシアの株式14.8%を保有している。
エネルギーサービスは、ガスコージェネレーション(熱電併給)システムやボイラー、空調、水処理などの設備で作った熱や電気などを一括して効率的に提供する仕組みを指す。今回は、東レのマレーシアグループの敷地内に、16MW(1万6000kW)が2基、計32MW(3万2000kW)クラスのガスタービンコージェネレーションシステムを設置する。
ガスマレーシアから調達する天然ガスで電力と蒸気をつくり、東レのマレーシアグループに2016年から15年間供給する。ガスマレーシアエネルギーアドバンスが設計からメンテナンスまで担当し、サービス料金を受け取る。東レ側は小規模の設備投資でエネルギーコストが削減できる。約20%の省エネと、約30%のCO2排出削減が可能になる。【東京ガス(株)】