一般財団法人環境イノベーション情報機構
住友ゴム、独自の新工法と新材料開発技術を採用したランフラットタイヤを発売
【エコビジネス その他(エコビジネス)】 【掲載日】2014.11.20 【情報源】企業/2014.11.17 発表
住友ゴム工業は、独自の次世代新工法と新材料開発技術を採用した上級ランフラットタイヤ「SP SPORT MAXX 050 NEO(エスピー・スポーツ・マックス・ゼロゴーゼロ・ネオ)」を11月19日から順次発売する。タイヤの重量を軽くしたことで、車両の軽量化につながるランフラットタイヤの環境効果を一層高めるとともに、快適性と安全性能を備える。ランフラットタイヤは、走行中に完全なパンク状態になっても時速80kmで80kmの距離が走行できるタイヤで、スペアタイヤが不要なため省資源・軽量化が可能になる。安全性も向上する。新工法「NEO-T01(ネオ・ティーゼロワン)」では、実際の仕上がりタイヤサイズで作ったタイヤ内側の形をした金属部品「メタルコア」に部材を貼り付ける。
部材の生成・加工からメタルコアへの貼り付けまで100分の1mm単位のコンピューター制御でコントロールする。併せて、強じんな素材を補強部材にした。新材料開発技術「4D NANO DESIGN(フォーディ・ナノ・デザイン)」は、調べる、予測する、作る、引き出す−−の各技術を融合させ、分子の挙動を表現しながら材料シミュレーションと解析を行う。
新製品は部材の貼り付け精度を高め、各部材に最適な重量を割り付けてタイヤ重量の軽量化を図るとともに、材料の使用量を削減して環境性能を高めた。さらに、メタルコアに部材を貼り付けるため真円性が向上し、タイヤが滑らかに転がって振動を低減する。加えて、材料の新たな配合によって路面との密着性を高め、ウエットグリップ性能を高めた。【住友ゴム工業(株)】