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環境ニュース[国内]

リコー、印刷発注者・業者との環境負荷低減活動で「グリーン購入大賞」の大賞

ごみ・リサイクル グリーン購入】 【掲載日】2014.10.24 【情報源】企業/2014.10.23 発表

 リコーは、印刷発注者や印刷業者と結成した組織「グリーンPOD(プリントオンデマンド)研究会」の環境負荷低減活動で、グリーン購入ネットワーク(GPN)の「第16回グリーン購入大賞」の大企業部門の最高賞である「大賞・環境大臣賞」を受賞した。CFP(カーボンフットプリント)によるCO2排出量の「見える化」などの取り組みが認められた。
 グリーンPOD研究会は、商用印刷市場での環境負荷削減を目的にリコーが組織し、2013年7月から「環境への取り組みの普及」をテーマに協議している。PODは必要な時に必要な分だけ印刷する環境に優しい方式を意味する。研究会は、印刷物のCO2排出量のCFPによる「見える化」、CO2削減行動、カーボン・オフセットの3段階で活動を進めた。
 CFPは、製品の原料採取から製造・販売・使用・廃棄までのライフサイクルで排出される温室効果ガス排出量をCO2に換算した値を製品に表示し「見える化」することを指す。カーボン・オフセットは、自主的な努力では削減できない温室効果ガスの排出量について、他の場所で実現された削減量を購入し埋め合わせることを指す。リコーはCFPの自動計算や申請書作成支援のツールを開発し、作業を軽減した。
 グリーン購入大賞は、グリーン購入を推進する企業や行政機関などで組織するGPNがグリーン購入の普及・拡大に取り組む団体を表彰する制度となる。大賞は、大企業、民間団体・学校、中小企業の3部門があり、リコーは大企業部門で大賞に選ばれた。グリーンPOD研究会の運営を主導している点や、ツール開発などの実務支援が評価された。

提供:日経BP環境経営フォーラム(EMF)

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