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環境ニュース[国内]

凸版印刷、木材の生産地から容器生産まで管理した間伐材使用の紙製容器を開発

エコビジネス その他(エコビジネス)】 【掲載日】2014.10.16 【情報源】企業/2014.10.09 発表

 凸版印刷は、木材の生産地から容器生産まで総合的に管理した間伐材を使用する紙製の容器を開発した。間伐材を使った製品を示す「間伐材マーク」の認証取得にも対応する。セブン&アイ・ホールディングスがプライベートブランド(PB)「セブンプレミアム」の環境配慮型商品としてヨーグルト1種類とスープ3種類に採用し10月上旬から順次発売する。
 セブン&アイがPB商品に導入した紙製容器は、森林整備活動「セブンの森プロジェクト」などで得られる間伐材を10%以上使用した。プロジェクトは、同社と一般財団法人セブン-イレブン記念財団が国産木質材の利用促進を目的に、2012年6月に始めた。伐採した間伐材は、凸版印刷の流通管理によって原料の木材チップに加工し、製紙して紙容器にした。
 セブン&アイが自ら整備する「セブンの森」を育て、自社の容器に活用する持続可能な仕組みで、容器はセブンの森で伐採した木材であることを証明する間伐材マークを取得した。企業が保有する特定の森での間伐材マーク取得は国内で初めてという。PB商品「のむアサイー&バナナヨーグルト」と「春雨スープ(ワンタン、かきたま、坦々麺味)」に採用した。
 セブン&アイは、間伐材を含む国産材を原料に30%以上使った凸版印刷の紙製飲料容器「カートカン」の野菜・果実飲料も8月に発売している。凸版印刷は、木材の生産地から間伐材マークの認証取得まで管理する仕組みで、一定量以上の間伐材使用を証明する生産体制を確立した。これにより、カートカンに加え、新たな紙製容器の製造を可能にした。【凸版印刷(株)】

提供:日経BP環境経営フォーラム(EMF)

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