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環境ニュース[国内]

横河電機、欧州子会社が英国の廃棄物処理・発電施設向け制御システムなど受注

エコビジネス その他(エコビジネス)】 【掲載日】2014.10.10 【情報源】企業/2014.10.07 発表

 横河電機の欧州子会社、ヨコガワ・フランスは、英国西部のコーンウォール州に建設される廃棄物処理・発電施設向けの制御システムと安全計装システムを受注した。発注元は、フランス建設大手のヴィンチ・コンストラクション傘下で、水処理や廃棄物処理施設の設計・建築を手掛ける英国企業、ヴィンチ・エンバイロメントUKで、2016年の稼働を予定している。
 この廃棄物処理・発電施設は、フランスの水処理・廃棄物処理大手、スエズ・エンバイロメントの英国子会社、SITA UKがコーンウォール州の中央部に位置するセントデニスに造る。焼却炉は年間24万tの産業廃棄物処理能力を持ち、燃焼時に発生する熱を利用して発電する。発電電力量は、一般家庭2万1000世帯が年間に使用する電力量に相当する。
 横河は、発電設備のボイラーと付帯設備の統合生産制御システム「CENTUM VP(センタム・ブイピー)」と、安全計装システムなどの製品を納入する。ヨコガワ・フランスは製品のエンジニアリングと、機器の据え付け支援、試運転支援を行う。2011年に受注したフランスの廃棄物処理・発電施設向け制御システムが順調に稼働している実績が評価された。
 英国をはじめ欧州では、廃棄物の埋め立て処分に関する法規制が強化され、焼却設備を導入する計画が増加している。横河は国内外の廃棄物処理関連施設向けに、システムを140件以上納入している。英国向けは4件目で、横河は今回の受注を弾みに、エンジニアリングの経験をアピールし、欧州を中心に海外の廃棄物処理関連施設向け制御事業の拡大を進める。【横河電機(株)】

提供:日経BP環境経営フォーラム(EMF)

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