一般財団法人環境イノベーション情報機構
5原子力発電所の7基の原子炉について「定期安全レビュー報告書」提出される
【エネルギー 原子力】 【掲載日】2002.07.10 【情報源】原子力安全・保安院/2002.07.09 発表
原子力安全・保安院は、5原子力発電所の7基の原子炉についてまとめた「定期安全レビュー報告書」が平成14年7月9日までに、それぞれの原子炉を設置している電気事業者から提出されたと発表した。原子炉の「定期安全レビュー」は、平成4年6月から各原子炉ごとに約10年に1度の割合で実施されることになっており、レビューは(1)国内外の原子力発電所のトラブルの教訓を予防保全対策に反映しているか、(2)最新の科学的知見を反映しているか、(3)確率論的安全評価(プラントの安全が大きく損なわれる確率を評価する方法)やこれに基づく対策が実施されているか−−などの観点でなされることになっている。
なお同院では、今回提出された「定期安全レビュー報告書」について、専門家の意見を聞きながら今後内容を精査し、評価結果を報告書として取りまとめ公表する予定。【原子力安全・保安院】