一般財団法人環境イノベーション情報機構
日本原燃、六ケ所村使用済燃料受入れ・貯蔵施設の漏水箇所特定調査報告書を保安院に提出
【エネルギー 原子力】 【掲載日】2002.07.09 【情報源】原子力安全・保安院/2002.07.09 発表
日本原燃(株)は、青森県六ケ所村に建設中の同社使用済燃料受入れ・貯蔵施設内で実施していた加圧水型軽水炉(PWR)燃料貯蔵プール水の漏えい箇所特定調査を平成14年7月2日までに全て終了し、これまでの調査内容をまとめた報告書と今後の原因調査計画を、平成14年7月9日付けで原子力安全・保安院に提出した。日本原燃からは6月28日付けで、プール壁面の最下段横方向溶接部で漏えい箇所1か所を確認したとの報告がなされていたが、その後全調査対象範囲で液体浸透探傷検査を行った結果でも、他に漏えい箇所が確認されなかったため、漏えい場所は1か所であると今回正式に報告された。
なお同社は、引き続き実施予定の原因究明調査とともに、6月19日にプール床面で確認された茶褐色の斑点模様の発生原因調査開始を決定。これらについての具体的な調査内容・調査方法などを作成・提出した。
なお原子力安全・保安院は、この調査計画を了承。日本原燃から調査状況について適宜聴取を行っていくとともに、必要に応じて追加調査実施などの指導を行っていく方針だ。【原子力安全・保安院】