川口外務大臣、「ＯＤＡ改革・１５の具体策」を発表

【地球環境 国際環境協力】 【掲載日】2002.07.09 【情報源】外務省／2002.07.09 発表

　川口外務大臣は平成１４年７月９日、先に発表された第２次ＯＤＡ改革懇談会の最終報告・外務省改革に関する「変える会」の中間報告の内容などを踏まえた「ＯＤＡ改革・１５の具体策」を発表した。
　この「１５の具体策」は、「国民参加」「透明性確保」「効率性向上」の３つ視点を柱とした（１）監査、（２）評価、（３）ＮＧＯとの連携、（４）人材の発掘・育成・活用、（５）情報公開・広報−−の５分野について具体的な１５の改革項目を提示している。
　このうちＮＧＯとの連携については、（１）ＮＧＯ・外務省定期協議の機能強化を目的として、ＯＤＡ政策協議とＮＧＯ・外務省連携推進−−の２つの小委員会を設立する、（２）開発途上国にある日本大使館・ＪＩＣＡ、ＪＢＩＣの駐在員事務所・現地で活動する日本ＮＧＯによる定期協議会を開始する、（３）日本のＮＧＯを支援する無償資金協力や草の根技術協力の導入−−が盛り込まれている。
　また、情報公開分野では、（１）ＯＤＡタウン・ミーティングの定期的開催、（２）ＯＤＡメール・マガジンの発刊、（３）写真入りのＯＤＡプロジェクトサイト一覧ホームページの立ち上げ−−が提案されている。【外務省】