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環境ニュース[国内]

川崎重工グループ、環境配慮に特に優れた自社製品の公表制度開始、10製品認定

エコビジネス 環境ラベル】 【掲載日】2014.06.04 【情報源】企業/2014.06.04 発表

 川崎重工グループは、環境配慮に特に優れた自社製品を「Kawasakiグリーン製品」として審査し、公表する制度を始める。このほど第1号の10製品を認定した。うち9製品は業界トップクラスの要素を含む「Kawasakiスーパーグリーン製品」だ。対象製品には、国際標準化機構(ISO)が定める国際規格「ISO14021」に準拠した環境ラベルを表示する。
 Kawasakiグリーン製品は、さまざまな面で総合的に環境に配慮している製品を審査する。低炭素社会、循環型社会、自然共生社会の3分野それぞれで、環境性能と生産過程での環境管理活動について自社基準を満たすことを条件にする。業界標準か自社従来製品を超えるKawasakiグリーン製品と、同製品の中で、さらに業界トップクラスのKawasakiスーパーグリーン製品の2段階を設定した。
 今回Kawasakiスーパーグリーン製品に認定したのは、省エネ効果が高い新型電池の地上蓄電設備、世界で最も静かなヘリコプター、業界同製品クラス最高効率でNOx(窒素酸化物)を低減したガスタービン、同じくクラス世界最高の発電効率のグリーンガスエンジン、廃棄物を有効利用するシステムなどだ。今後も定期的に審査して年1回をめどに公表する。
 活動促進を表す地球をイメージしたシンボルマークと、審査を通過した製品だけに使う環境ラベルを制定した。環境ラベルは、製品の環境情報をシンボルマークとともに示す。ISO14021で求められる曖昧な表現の排除や、検証に必要な情報開示などの項目を満たし、客観性を持たせる。マークとラベルは今後、製品やカタログなどで使用する。

提供:日経BP環境経営フォーラム(EMF)

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