一般財団法人環境イノベーション情報機構
「黄砂実態解明調査報告書(平成15〜24年度)」公表
【大気環境 大気汚染】 【掲載日】2014.03.27 【情報源】環境省/2014.03.27 発表
環境省は、3月27日、黄砂の実態解明を目的とした、平成24(2012)年度の黄砂の状況を整理するとともに、平成15(2003)年度から平成24(2012)年度に飛来してきた黄砂を中心にその状況をまとめたものを公表した。大規模黄砂が日本で観測された時に、それ以前、どの地域で砂塵嵐が発生したかをまとめたところ、砂塵嵐の発生地域は、モンゴル全域、ゴビ砂漠を含めた内モンゴル高原地域など中国大陸の内陸部を広く占めていた。大規模煙霧が日本で観測された時の東アジア地域で観測された煙霧は、韓国、中国沿岸部で同時期に煙霧が観測された事例が多くみられた。
今後、汚染の混合について、その成分、PM2.5への影響など、さらに多くの事例を解析し、空間的な把握や汚染経路などの詳細を明らかにしていくとともに、汚染の混合や成分にも着目し検討を進めていく。【環境省】