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環境ニュース[国内]

六ケ所村使用済燃料受入れ・貯蔵施設の貯蔵プール水漏えい箇所を特定

エネルギー 原子力】 【掲載日】2002.06.28 【情報源】原子力安全・保安院/2002.06.28 発表

 日本原燃(株)は平成14年6月28日、青森県六ケ所村に建設中の同社使用済燃料受入れ・貯蔵施設内で発見された加圧水型軽水炉(PWR)燃料貯蔵プール水漏えいに関連して、具体的な漏えい箇所が特定できたとの報告を原子力安全・保安院に対して行った。
 今回の漏えいは平成14年2月1日に発見されたが、4月5日時点で具体的な原因究明や漏えい箇所が特定できなかったことから、原子力安全・保安院は日本原燃に1か月ごとの作業の進捗状況の報告を求め、日本原燃は漏えい箇所の絞り込み調査と原因調査を継続していた。
 報告によると、プール下部床面の液体浸透探傷検査を実施中の6月24日、有意な指示模様が確認されたため、27日からこの箇所にヘリウムガスを用いた漏えい確認検査を改めて実施したところ、ヘリウムガスがステンレス製内張りの該当個所を通過し、この箇所からの漏えいが確認できたという。
 なお 日本原燃は引き続き未検査部分の調査を継続し、他の漏えい場所の有無を確認したうえで、専門家の指導による、原因究明を行っていく方針だ。【原子力安全・保安院】

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