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環境ニュース[国内]

六ケ所村使用済燃料受入れ・貯蔵施設の漏水原因究明調査 1箇所で微細な穴を確認

エネルギー 原子力】 【掲載日】2002.06.27 【情報源】原子力安全・保安院/2002.06.27 発表

 青森県六ケ所村に建設中の日本原燃(株)使用済燃料受入れ・貯蔵施設内の加圧水型軽水炉(PWR)燃料貯蔵プールで、漏水が発見された件について、日本原燃は原子力安全・保安院に対し、平成14年5月24日以降6月27日までの原因究明作業の進捗状況報告を提出した。
 この漏水は平成14年2月1日に確認されたが、平成14年4月5日までに具体的な原因究明や漏えい箇所が特定できなかったことから、原子力安全・保安院は日本原燃に、1か月ごとに作業の進捗状況を報告するよう求めていた。
 報告によれば、水中での漏えい箇所特定調査は調査対象箇所の76%で調査が完了したが、漏えい箇所の特定につながる情報は発見されていない。一方、大気中での漏えい箇所特定調査では、プール下部床面の液体浸透探傷検査を開始後の6月24日に1箇所で指示模様を確認。デジタル顕微鏡でこの箇所を詳細に監察した結果、微細な穴状の模様が確認されたという。
 このため日本原燃では、穴状の模様が確認された箇所について、ヘリウムガスを用いた漏えい確認調査を実施するための準備を進めることにした。
 なお液体浸透探傷検査は6月26日までに全体の65%が完了したが、この1箇所以外に異状は発見されていない。
 日本原燃では、引き続き未検査部分の液体浸透探傷検査を進め、漏えい箇所の絞り込みを行っていく予定。【原子力安全・保安院】

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