一般財団法人環境イノベーション情報機構
業務用冷凍空調機器からの平成24年度フロン回収量等 公表
【地球環境 オゾン層】 【掲載日】2013.12.19 【情報源】環境省/2013.12.19 発表
環境省は、平成25年12月19日、フロン回収破壊法に基づき業務用冷凍空調機器から平成24年度に回収されたフロン類の量を公表した。フロン回収破壊法に基づく業務用冷凍空調機器からのフロン回収は14年4月から開始している。
今回の発表は、フロン類回収業者が都道府県知事に報告した内容を環境省と経済産業省が集計したもの。
平成24年度に業務用冷凍空調機器から回収されたフロン類は約4,543トン(約130万台)で、その内訳は、機器の廃棄時等においては約3,143トン(約107万台)、整備時においては約1,400トン(約23万台)であった。平成23年度と比較すると、回収台数は約7万台、回収されたフロン類の量は約585トン増加した。
環境省では、廃棄時等のフロン類回収率は推計値で約34%と、前年度(約29%)に比較して上昇したものの、依然として低い水準で推移しているため、引き続き、関係省庁や都道府県等と連携して法施行の徹底に取り組むとともに、6月に改正された同法に基づき、フロン類使用製品のノンフロン・低GWP化、冷凍空調機器の使用時における漏えい防止にも取り組むとしている。【環境省】【経済産業省】