低オゾン層破壊・低温暖化促進機器を紹介した消費者向けパンフレット作成

【地球環境 オゾン層】 【掲載日】2002.06.24 【情報源】経済産業省／2002.06.21 発表

　経済産業省はノンフロン冷蔵庫など、オゾン層破壊効果や地球温暖化促進効果の低い機器を紹介した消費者向けパンフレットを作成し、６月２１日の冷蔵庫の日から消費者団体、関係業界団体を通じて一般への配布を開始した。配布枚数は１５万枚。
　オゾン層破壊物質であるＣＦＣ、ＨＣＦＣは、モントリオール議定書で国際的に生産量・消費量の削減が義務づけられ、日本でもオゾン層保護法に基づき生産が規制されている。また家庭用エアコン・冷蔵庫・カーエアコンに使用されているフロンについては、家電リサイクル法やフロン回収破壊法で回収が義務付けられている。
　一方、ＣＦＣ、ＨＣＦＣの代替フロンとして使用されているＨＦＣ、ＰＦＣ、ＳＦ６についても、オゾン層破壊効果が低い反面、強い地球温暖化効果があり、京都議定書の排出削減対象ガスとして、京都議定書の日本の目標達成計画である新「地球温暖化対策推進大綱」でもその排出抑制対策が定められている。
　今回のパンフレットはこれらの状況を踏まえて作成されたもので、ＨＦＣを冷媒として使用した家庭用エアコン、省エネタイプ・ノンフロン冷蔵庫の紹介を行っているほか、省エネに関する知識、家電リサイクル法・フロン回収破壊法によるフロン回収についての知識を掲載している。【経済産業省】