一般財団法人環境イノベーション情報機構
女川原子力発電所2号機が手動停止
【エネルギー 原子力】 【掲載日】2002.06.20 【情報源】原子力安全・保安院/2002.06.20 発表
東北電力(株)女川原子力発電所2号機(沸騰水型、定格出力82万5千キロワット)は、平成14年6月20日18時頃から原子炉を手動停止するため、出力降下を開始した。女川原子力発電所2号機は、原子炉内の冷却材を循環するためのポンプのA号機軸封部(メカニカルシール:ポンプ内部の水が軸を通してポンプ外部に出ないようにするために設けられている部品)のシール室圧力に低下傾向が認められたため、監視強化を行っていたが、6月19日夕方よりシール室の圧力低下が更に著しくなっていた。
東北電力では直ちに原子炉を停止する状況ではないものの、軸封部を取り替えることが適当と判断。手動停止を実施することにした。
なお、この件でのINES(原子力施設のトラブルに対する国際評価尺度)の暫定評価では0−(安全に影響を与えない事象)で外部に対する放射能の影響はないという。【原子力安全・保安院】