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環境ニュース[国内]

東芝、太陽光発電を活用したEVカーシェアリングシステム実証をフランスで開始

大気環境 交通問題】 【掲載日】2013.10.18 【情報源】企業/2013.10.15 発表

 東芝は、100%子会社でソリューションサービスの東芝ソリューションと、太陽光発電を活用した電気自動車(EV)カーシェアリングシステムの実証をフランス第2の都市、リヨン市で10月15日に始めた。発電量予測や充電スケジュール最適化など、再生可能エネルギーをEVのエネルギー源に最大限有効活用するシステムを構築・運用する。
 独立行政法人新エネルギー・産業技術総合開発機構(NEDO)が実施する「フランス・リヨン再開発地域におけるスマートコミュニティ実証事業」の一環で、交通渋滞と駐車場不足を解消する次世代交通システム構築を目的に2015年12月まで実証する。6カ所のステーションに30台のEVと普通充電スタンド、3台の急速充電スタンドを導入する。
 東芝グループは、天気予報などの情報から太陽光発電の発電量を予測すると同時に、EVシェアリングの予約状況や電力系統の情報から利用者にEVを割り当てたり、各EVの充電スケジュールを最適に制御するシステムを構築する。このシステムを基に、欧州の交通サービス大手がカーシェアリングのシステムを使って商用サービスを展開する。
 太陽光発電など多くの再生可能エネルギーの発電量は気象条件に左右され、大量導入された際には電力系統への影響が課題になり、カーシェアリングサービスと連動させるには、利用状況の変動に対応する最適な充電システムの管理が求められる。東芝グループは実証を通し、再生可能エネルギーと共存する交通システムの有効性を検証する。【(株)東芝】

提供:日経BP環境経営フォーラム(EMF)

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