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環境ニュース[国内]

気候変動枠組条約第16回補助機関会合 排出・吸収目録の報告・審査規定案を採択

地球環境 地球温暖化】 【掲載日】2002.06.18 【情報源】環境省/2002.06.14 発表

 2002年6月5日から14日にかけて、ドイツのボンで気候変動枠組条約第16回補助機関会合が開催された。同条約には「実施に関する補助機関(SBI)」と、「科学上・技術上の助言に関する補助機関会合(SBSTA)」の2つの常設補助機関が設置されており、今回の会合では6月5日からSBSTAが、同10日からSBIが開催された。
 会合では、第7回締約国会議(COP7)で採択された京都議定書の運用ルールの法的文書「マラケシュ合意」の中で積み残された、(1)クリーン開発メカニズム(CDM)のもとで行うことができる植林についてのルール策定など京都議定書の実施についての技術的事項、(2)気候変動に関する政府間パネル(IPCC)の第3次評価報告書の活用、国別報告・審査の方法など気候変動枠組条約についての事項、(3)カナダのクリーン・エネルギー提案の取り扱い−−について事務レベルで協議が行われ、このうち先進国の温室効果ガス排出・吸収目録の報告・審査ガイドラインについて合意が得られるなど、一定の進展が見られた。
 なお日本は他の先進国とともに、途上国の排出削減について議論を開始すべきであるとの主張を支持する方向で議論に参加。途上国から強い反対があったものの、今後SBSTAでIPCC第3次報告書を検討する際に、途上国の排出削減について取り上げていくことになった。【環境省】

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