一般財団法人環境イノベーション情報機構
関係省庁副大臣が参加する燃料電池プロジェクトチームが報告書公表
【エネルギー 燃料電池】 【掲載日】2002.06.18 【情報源】国土交通省/2002.05.27 発表
国土交通省、経済産業省、環境省の各副大臣が発足時構成メンバーとなっている燃料電池プロジェクトチームは平成14年5月27日に報告書をまとめ、公表した。このプロジェクトチームは、近年エネルギー消費量の伸びが大きい運輸部門、民生部門での二酸化炭素排出抑制を目指し、燃料電池自動車や定置型燃料電池の実用化・普及を推進するために設置された会議。平成14年2月から5月まで(1)日本国内での燃料電池実用化・普及に向けた取組みの現状把握、(2)燃料電池の実用化・普及に向け拡充・強化すべき施策抽出−−などの課題を検討していた。
今回まとめられた報告は、日本国内での燃料電池の実用化・普及を加速化させるため、2020年までの導入目標である燃料電池自動車500万台、定置用燃料電池1000万kWを前倒し達成する決意で取り組むべきと提言。
具体的には(1)水素貯蔵技術開発の加速化など戦略的技術開発の推進、(2)実証試験、先進的モデル事業の推進、(3)総合学習用教材の作成などの普及啓発事業の推進、(4)国際標準化対応などソフト面のインフラの整備−−等の措置が必要であるとしている。【国土交通省】