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環境ニュース[国内]

村田製作所、スマートメーターに使われる高温信頼性に優れたキャパシター量産

エコビジネス 環境技術】 【掲載日】2013.09.11 【情報源】企業/2013.09.09 発表

 村田製作所は、スマートメーター(次世代電力・ガス計量器)にも使われる世界最小・最薄、低抵抗で高温長期信頼性に優れる電気二重層キャパシター「DMTシリーズ」の量産を始めた。従来と同じサイズを維持しながら、設計の最適化によって高温下での特性劣化を抑制する。記憶装置のSSD(ソリッドステートドライブ)などにも利用される。
 電気二重層キャパシターは、化学反応を利用することなくエネルギーが蓄積できる装置で、一般的な二次電池と異なり、半永久的に充放電を繰り返せるうえ、急速な充放電も可能となる。屋外で使用されるスマートメーターや普及が進むSSDなどで、高温下での長期信頼性のニーズが高まっていることから、今回、70℃で5年の期待寿命を達成した。
 DMTシリーズは、縦横21.0mm、14.0mm、厚さ3.5mmと、2012年10月から量産している世界最小・最薄の「DMFシリーズ」と同サイズで、高温長期信頼性を実現した。スマートメーターのパワーアシスト、SSDのバックアップのほか、通信など各種システムの電源バックアップ、エネルギーハーベスト(環境発電)用の蓄電素子などに利用できる。
 電気二重層キャパシターは環境負荷の少ない蓄電装置でもあり、などの有害物質を使用していないため、EU(欧州連合) の電子・電気機器に含まれる特定有害物質使用制限のRoHS指令にも対応する。家電、携帯電話、情報端末などのメモリーバックアップからハイブリッド車や夜間電力の蓄電まで、さまざまな分野で採用が拡大している。【(株)村田製作所】

提供:日経BP環境経営フォーラム(EMF)

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