平成１４年４月の総需要電力量前年同月比２．４％減　８か月間連続で前年実績を下回る

　平成１４年４月の総需要電力量は、平成１３年の４月と比べ２．４％減少した７４５億ｋＷｈ。８か月間連続で前年実績を下回った。
　減少の要因の１つは平成１４年３、４月上旬の気温が高めだったこと。暖房需要が減少し、一般家庭で使用された電力が平成１３年４月と比べ３．８％減となったほか、オフィスビルなど業務用の需要も１．１％減となった。
　また、景気が厳しい状況であることを反映して産業用大口需要も１３年４月より１．３％減少。産業用大口需要は平成１３年６月以来１１か月間連続で前年実績を下回ったことになる。ただし、在庫調整などにより生産持ち直しの動きがみられ、鉄鋼業や機械器具製造業をはじめ、多くの業種でマイナス幅の縮小がみられた。【資源エネルギー庁】