「平成24年度公害等調整委員会年次報告」をホームページに掲載

　平成25年6月21日、公害等調整委員会の「平成24年度年次報告（24年版公害紛争処理白書）」の内容が閣議決定され、国会に報告された。
　この報告は、公害等調整委員会や自治体での公害紛争処理の状況を報告したもので、今回が41回目の刊行。
　平成24年度に公害等調整委員会が扱った紛争は調停6件、原因裁定32件、責任裁定35件、義務履行勧告1件の計74件であった。このうち、24年度中に新規受付事件は29件あった。
　係属事件の件数は平成19年度から引き続き増加しており、特に、裁定事件数（67件）は、昭和47年の制度導入以来最多であった。
　主な事件としては、神栖市におけるヒ素による健康被害等責任裁定申請事件、島原市における養豚場等からのし尿による水質汚濁被害原因裁定申請事件などであった。【総務省　公害等調整委員会】