一般財団法人環境イノベーション情報機構
第4回日中韓三か国環境大臣会合を韓国で開催
【地球環境 国際環境協力】 【掲載日】2002.06.05 【情報源】環境省/2002.04.22 発表
2002年4月20日・21日の両日、韓国のソウルで、第4回日中韓三か国環境大臣会合(TEMM)が開催され、日本から大木環境大臣が出席した。この大臣会合は、北東アジアの中核である日本・中国・韓国の3か国の環境大臣が一堂に会し、北東アジア地域や地球規模の環境問題に関する対話と協力関係を強化するため、1999年から毎年開催されている。
今回の会合では(1)第2回大臣会合の決定に基づく、「環境共同体意識の向上」「環境産業分野での協力」「淡水(湖沼)水質汚濁の防止」「陸上起因の海洋汚染防止」「中国北西部生態系の保全」の5分野の共同環境協力プロジェクトの進捗状況、(2)ヨハネスブルグ・サミットへの取組み、(3)気候変動問題、黄砂問題、循環型社会の構築などの共通の関心事項−−について議論が行われ、その成果が共同コミュニケとしてとりまとめられた。
なおコミュニケでは、2002年中に京都議定書が発効することへの期待を表明しているほか、この大臣会合の活動内容をヨハネスブルグ・サミットのプロセスに提供すること、2003年に日本で開催される第3回世界水フォーラムの成功に向け、3カ国が貢献すること−−などの内容が盛り込まれている。【環境省】