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環境ニュース[国内]

岩谷産業、FCV・バス向け水素ステーションを 東邦ガスと豊田市に建設して運用開始

大気環境 交通問題】 【掲載日】2013.05.30 【情報源】企業/2013.05.27 発表

 岩谷産業は、燃料電池自動車(FCV)・燃料電池(FC)バス向けの商用実証水素ステーションを東邦ガスと愛知県豊田市に建設し、運用を始めた。国内最大級の直充填式の大流量圧縮機が組み込まれた設備を導入した。同方式は水素圧縮機からFCVに直接圧縮水素ガスを送り込む仕組みで、今後の水素ステーション整備に向け総合的に検討する。
 豊田市の低炭素モデル地区「とよたエコフルタウン」内に設け、「とよたエコフルタウン水素ステーション」と名付けた。水素ビジネスの事業化を検証する水素供給・利用技術研究組合(HySUT=ハイサット)と、独立行政法人 新エネルギー・産業技術総合開発機構(NEDO)との共同研究の一環。両社の技術開発の成果と、運用の経験を活用する。
 このステーションは都市ガスを原料に水素を製造するオンサイト方式となり、大流量圧縮機や冷却装置など主要機器を組み込んだパッケージ型のステーションを採用して省スペース、工期の短縮、コスト低減を図った。岩谷産業はパッケージ本体と、高圧水素ガスを貯蔵する蓄圧器などの高圧ガス設備、保安設備、充填制御などを担当している。
 同ステーションは、FCVとFCバスに対応した代表的な商用仕様のモデルとして用地選定から建設、運用まで一貫して行い、各段階での課題を抽出するとともに、コスト低減の見通しや開発した技術の性能評価などを実施する。豊田市の取り組みと連携し、市内を走行するFCバスへの充填などを通して水素ステーションへの理解を促す活動も進める。【岩谷産業(株)】

提供:日経BP環境経営フォーラム(EMF)

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