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環境ニュース[国内]

住友林業、「家具組み込み型家庭用菜園システム」実用化へパナソニックと検証開始

エコビジネス 環境技術】 【掲載日】2013.05.27 【情報源】企業/2013.05.23 発表

 住友林業は、「家具組み込み型家庭用菜園システム」の実用化に向けてパナソニックと共同で検証を始めた。住友林業の新百合ヶ丘展示場(川崎市麻生区)にシステム設置して展示場の来場者にヒアリングし、事業性や受容性、し好性などについて2014年4月まで調べ、家庭用菜園システムを家具や住宅設備機器に組み込む空間提案につなげる。
 住友林業子会社で木質建材部材製造・販売の住友林業クレストが制作したサイドボードに、パナソニックが研究開発している家庭用菜園システムの実機を組み込み、展示場の住宅のリビングダイニングに取り付けた。内装の色合いと合わせたサイドボードによって家庭用菜園システムだけの場合と比べ、室内の空間に自然に溶け込むようにした。
 展示場では実際に水耕栽培を行い、レタス、水菜、春菊、チンゲンサイなどの野菜類と、ルッコラ、バジル、クレソン、パセリなどのハーブ類を育てる。自動オン・オフ機能が付いたLED発光ダイオード)光源を使い、温度センサーで水温を自動管理し、自動的に空気を入れ換えてCO2を補給する仕組みとなり、苗から約20日間で収穫できる。
 来訪者にシステムを説明してアンケートを行い、耕作したい作物や希望する販売価格帯、設置場所、デザイン性、インテリア性などを尋ね、商品化する際の参考データにする。消費者の意識や要望の把握を望むパナソニックと、新たな室内空間を通して新しいライフスタイルの提案を検討する住友林業の考えが合致したことから、共同検証する。【住友林業(株)】

提供:日経BP環境経営フォーラム(EMF)

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