有機顔料中に副生するポリ塩化ビフェニルの有無等に関する再分析結果　公表

【健康・化学物質 有害物質/PRTR】 【掲載日】2013.05.10 【情報源】環境省／2013.05.10 発表

　厚生労働省、経済産業省及び環境省は、平成25年5月10日、有機顔料中に副生するポリ塩化ビフェニルの有無等に関する再分析結果を公表した。
　有機顔料中に副生するポリ塩化ビフェニルの有無等に関する実態調査は、平成24年2月に化成品工業協会（化成協）から一部の有機顔料中に非意図的に副生したPCBが微量含有するという報告を受け、PCBを含有する可能性のある有機顔料を製造又は輸入しようとしている事業者に対し、PCBの有無等について分析し、環境省、厚生労働省及び経済産業省へ報告するように要請しており、3省は5月28日（第一次実態調査）及び8月30日（第二次実態調査）に取りまとめて公表していたが、その後、事業者から、一部の有機顔料について異なる方法で再分析を行ったところ、従来と大きく異なる高い値が得られる場合があるとの報告があり、これを踏まえ3省は、専門家からなる検討会において分析方法について検討を行い、昨年11月、関係事業者に対し、PCBの値が低く出るおそれのある分析方法で測定していたものについて再分析を行うよう要請していた。
　再分析の報告品目数は242品目で、新たに50ppm超のPCBを含有することが判明した有機顔料が9品目あった。
　なお、これらについては既に、製造、輸入及び出荷を停止するとともに、出荷先にある未使用のものを回収するよう指導を行っている。【環境省】【経済産業省】【厚生労働省】