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環境ニュース[国内]

平成14年度クリーン開発メカニズム事業調査として8件のプロジェクトを採択

地球環境 地球温暖化】 【掲載日】2002.06.03 【情報源】環境省/2002.05.31 発表

 環境省は「平成14年度温暖化対策クリーン開発メカニズム(CDM)事業調査」の採択案件を決定したと発表した。
 クリーン開発メカニズム事業調査は、1999年から実施されている調査で、将来的にクリーン開発メカニズム共同実施(JI)として、温室効果ガスの排出削減や吸収源強化につながると考えられる効果の高いプロジェクトを発掘することと、クリーン開発メカニズムの国内・国際ルールづくりに必要な知見を蓄積することを目的としている。
 クリーン開発メカニズムは先進国と途上国が共同で温室効果ガス排出削減事業を実施し、達成された温室効果ガス削減分の一部(認証排出削減量)を先進国が自国の削減量として充当することを認める制度。また、共同実施は先進国同士が共同で温暖化対策事業を行い、その事業によって削減された排出削減分を事業の投資国と実施国とで分け合うことができる制度。
2002年11月にマラケシュで開催されたCOP7でも、クリーン開発メカニズム共同実施などを含めた京都議定書の運用ルールの最終合意がなされている。
 平成14年度の募集では、日本のNGO、企業、地方公共団体など34団体から48件の案件の応募があったが、専門家から構成されるクリーン開発メカニズム事業推進委員会で評価・審査の結果、最終的に8件を採択案件として決定した。
 なお、採択案件の内訳は廃棄物処分場のメタン抑制1件、バイオマス利用4件、植林2件、南太平洋島嶼国での小規模CDM計画書の作成1件。
 また、環境省では、この事業の平成13年度の調査団体報告と地球温暖化対策の最近の国際動向の紹介を目的としたイベント「地球温暖化CDMフォーラム2002」を2002年7月23日に大阪で、同26日に東京で開催する予定。【環境省】

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