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環境ニュース[国内]

中国電力、島根原発3号機増設に関連し、中海・宍道湖深部の地質調査報告書を提出

エネルギー 原子力】 【掲載日】2002.06.03 【情報源】原子力安全・保安院/2002.05.31 発表

 平成14年5月31日、中国電力(株)は島根原子力発電所3号機増設に関連する「中海・宍道湖地質調査報告書」を原子力安全・保安院に提出した。
 中国電力は平成12年10月4日付けで島根原子力発電所3号機増設についての原子炉設置変更許可を申請しているが、島根原子力発電所周辺には宍道断層などの活断層の存在が確認されている。このため、国による安全審査の過程でも、島根原子力発電所近くにある中海・宍道湖深部の地質・地質構造の把握が必要となり、中国電力では平成13年2月から8月にかけて、中海・宍道湖音波探査・ボーリング調査などの地質調査を実施していた。
 なお中国電力は、今回の調査の結果、中海で3条の断層が推定されたものの、いずれも約180万年前以降の地層への影響は認められず、原子力発電所の耐震設計に考慮すべきとされている、5万年前以降に活動した活断層には該当しないとの判断を示した。また宍道湖湖底下には断層は認められなかったという。【原子力安全・保安院】

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