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環境ニュース[国内]

アルコール系燃料(ガイアックス)の排出ガス実態調査の調査結果公表

大気環境 交通問題】 【掲載日】2001.04.04 【情報源】環境省/2001.03.01 発表

 環境省は、最近ガソリン代替燃料として販売され、関心が高まっているアルコール系燃料ガイアックスについて環境保全上の効果を把握するため、ガイアックスを使用した際の自動車排出ガスへの影響について調査を行った。本調査では、四輪車及び二輪車を用いて、自動車排出ガス規制の測定法により、各種物質の排出量の測定をした。
 その結果、ガイアックスは炭化水素分を49.3%、イソブタノールを21.2%、イソプロパノールを12.0%、添加剤としてオクタン価向上剤であるMTBE(メチルターシャリーブチルエーテル)を17.4%含んでいた。また、ガイアックス使用時の各種物質の排出量は、ガソリン使用時に比べ、一酸化炭素及び炭化水素は改善する傾向だったものの、窒素酸化物は悪化する傾向を示した。その他、二酸化炭素及び燃料消費率はほぼ同等となり、アルデヒド類の排出量は悪化する傾向を示した。これらの主な原因として、ガソリンを燃料とする自動車にガイアックスを使用することにより、排出ガス中の窒素酸化物等を除去する触媒が正常に作動する制御範囲を超えたためと考えられる。【環境省】

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