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環境ニュース[国内]

ローム、エネルギーハーベストで動作するバッテリー不要の無線通信部品を発売

エコビジネス 環境技術】 【掲載日】2013.04.23 【情報源】企業/2013.04.18 発表

 ロームは、身近にあるエネルギーから電力を作るエネルギーハーベスト(環境発電)を使って動作する無線通信部品の販売を4月18日に始めた。スイッチや温度センサーのモジュール、開発キットなど8製品で、日本とアジア向けに展開する。
 スイッチモジュールはスイッチングの動作で電気をつくり、信号を無線で送信。温度センサーモジュールは、屋内の微弱な光で発電して内蔵の温度センサーで取得した情報を無線で送信する。ドアや窓の開閉検知に使用するマグネットコンタクトモジュールも屋内の微弱な光で発電し、開閉情報を無線送信する。いずれも電池なしで作動する。
 開発キットは周辺回路の接続確認や制御ソフトの開発などに使う。ほかに、USB接続可能な受信用モジュール、スイッチモジュール用電子回路基板、電磁誘導で発電する発電素子なども投入する。各製品の活用で電源、配線、メンテナンスが必要なくなり、主用途のエネルギー管理システムに加え、センサーネットワークに幅広く適用できる。
 ロームは、電気やビル分野など世界300社以上で構成する次世代無線通信規格推進団体「エンオーシャンアライアンス」の中で、アジアでただ1社の「プロモーター」(主幹メンバー)に就いた。エンオーシャン技術の普及促進を目指して製品サンプルの販売とサポートを行う。【YKK AP(株)】

提供:日経BP環境経営フォーラム(EMF)

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