一般財団法人環境イノベーション情報機構
日立製作所、海外送配電のコンサルティング・エンジニアリング新会社を東電と設立
【エコビジネス その他(エコビジネス)】 【掲載日】2013.04.03 【情報源】企業/2013.04.01 発表
日立製作所は、海外で送配電分野のコンサルティングとエンジニアリングを展開する新会社を東京電力と設立し、4月1日に営業を始めた。米国、英国などで日立が手掛ける再生可能エネルギー導入に伴う需要家参加型の電力の地産地消実証などの支援に取り組む。将来は送配電分野の企画立案から運転・保守までの総合ソリューションを確立する。新会社は「THEパワーグリッドソリューション」の社名で、資本金は5000万円。日立が85.1%、東京電力が14.9%出資して4月1日に立ち上げた。日立が持つ送配電分野のシステムソリューション技術と、東京電力が保有する送配電設備の計画・運用・保守に関するノウハウを融合。海外で送配電のコンサルティングとエンジニアリングを実施する。
THEパワーグリッドソリューションでは、地産地消実証の計画立案コンサルティング、現地調整エンジニアリング支援を米国、英国などで実施し、この実績を基に、企画立案、計画コンサルティング、現地調整、運転・保守の総合ソリューションを構築する。世界展開を視野に検討を進め、海外各地のニーズに合わせて国内外のパートナーとも連携する。
日立は送配電分野で国内を中心に納入実績が豊富だが、東京電力と組むことでトータルソリューション力を高め、海外での事業拡大を図る。東京電力は、2012年11月に策定した改革へのアクションプランで、電力システムの輸出を実現する体制構築の方針を掲げた。今回、その一環として送配電分野で日立と新会社を設立し、事業基盤を強化する。【(株)日立製作所】