一般財団法人環境イノベーション情報機構
東日本大震災による洋上漂流物の漂流 平成24年度予測結果を公表
【地球環境 海洋汚染】 【掲載日】2013.03.15 【情報源】環境省/2013.03.15 発表
環境省は、平成25年3月15日、東日本大震災による洋上漂流物の平成24年度漂流予測結果を公表した。今回の予測では、海面上及び海面下の体積比率が1:1の漂流物(標準漂流物)に対して、アンサンブル予報によるシミュレーションを行った。
その結果、2012年10月から2013年2月にかけて、ハワイ−北米大陸間の海域で滞留しながらゆっくりと東方へ進み、比較的密度の高い部分は2013年4月頃より北米大陸西海岸沿岸域に到達し始めると予測している。
今後は、今回行ったシミュレーション結果を基にして、引き続きその精度の向上及び予測期間の更新を図るとともに、今回のシミュレーション結果や、今後得られる結果も踏まえて、内閣官房総合海洋政策本部事務局取りまとめの下、関係国・機関と情報共有・協議を行い、政府として必要となる対応を検討するとしている。【環境省】