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環境ニュース[国内]

三菱重工業、グループが太陽光発電・非常用発電機・蓄電池の保安電源システム開発

エネルギー その他(エネルギー)】 【掲載日】2013.03.13 【情報源】企業/2013.03.07 発表

 三菱重工業グループでビル・マンションの設計・建築施工・分譲・施設管理を手掛ける菱重エステートは、太陽光発電と非常用発電機、リチウムイオン蓄電池を組み合わせた集合住宅向けの保安電源システム「エネセルフ」を開発した。災害などの停電時に電力を安定供給し、平常時は太陽光発電で電気代を抑える。3月18日に本格販売を始める。
 エネセルフは太陽光発電、非常用発電機、リチウムイオン蓄電池に加え、パワーコンディショナー(電力変換器=PC)、PCコントローラーで構成。自社開発したPCコントローラーで太陽光発電を自動制御する。PCは一般的に停電を感知すると安全上から停止するが、停電時でも継続稼働する仕組みにし、非常用に太陽光発電を使えるようにした。
 災害で電力会社からの電力供給が止まってもエレベーターや給水ポンプ、集会室の照明などが確保できる。日中は太陽光発電を使って余剰電力を夜間用にため、太陽光発電が不足した時は蓄電池、非常用発電機で補う。平常時は、昼間に太陽光発電の余剰電力を売電し、夜間に割安な夜間電力で蓄電池を充電。電気代を節約しながら災害に備える。
 停電・復旧時の電力系統の起動・切り替えは自動コントロールで行う。太陽光発電と蓄電池、太陽光発電と非常用発電機など、ニーズに合わせて組み合わせが選択でき、既設の太陽光発電に非常用発電機と蓄電池を追加することも可能。マンションを中心に3年で40件の販売を目指す。コンビニエンスストア、病院、避難所になる学校にも提案する。【三菱重工業(株)】

提供:日経BP環境経営フォーラム(EMF)

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