一般財団法人環境イノベーション情報機構
東京電力福島第一原子力発電所から放出された放射性セシウム沈着量を大気シミュレーションにより再現することに成功
【エネルギー 原子力】 【掲載日】2013.03.04 【情報源】国立環境研究所/2013.03.04 発表
(独)国立環境研究所は、平成25年3月4日、東京電力福島第一原子力発電所から放出された放射性セシウム沈着量を大気シミュレーションにより再現することに成功したと発表。公表によると、日本の陸上へのセシウム137の総沈着量のシミュレーション結果(2.2PBq)※は実測値(2.4PBq)とよく一致しており、またシミュレーション結果は高沈着量地域(10kBq m-2以上)において57%の地点で実測値を1/2−2倍、96%の地点で実測値を1/10−10倍の範囲で再現することに成功した。
※kBq m-2は単位面積あたりの沈着量(1平方メートル当たり千ベクレル)、PBqは千兆ベクレルを示す。
【(独)国立環境研究所】