一般財団法人環境イノベーション情報機構
富士電機、コンビニ各社が共同で実施のEV急速充電サービス向けに急速充電器を納入
【大気環境 交通問題】 【掲載日】2013.02.06 【情報源】企業/2013.02.04 発表
富士電機は、ミニストップ、ココストア、サークルKサンクス、セブン-イレブン・ジャパン、デイリーヤマザキ、ローソン、ファミリーマートのコンビニエンスストア各社が中部電力などとともに愛知県で共同実施している電気自動車(EV)急速充電サービス向けに、急速充電器を納入した。2012年10月下旬から3カ月余りで21台の設置を完了した。納入したのは、いずれも「FRCHシリーズ」の出力44kWタイプ。充電コネクターの防犯・いたずら対策で、急速充電器本体から充電コネクターを取り出す際に会員専用のICカード認証と連動し、コネクターのホルダーをロックしたり解除する機能を搭載している。富士電機のコールセンターを活用して利用者のサポートを行い、24時間365日対応する。
設置した急速充電器は、中部電力、トヨタ自動車、ホンダ、日本政策投資銀行などが参画してEV向け急速充電サービスを展開する充電網整備推進機構の会員制急速充電サービス「チャデモチャージ」用となり、会員になると利用できる。コンビニ各社のEV急速充電サービスは、EV利用者の利便性を高めるとともに、来店者増につなげる狙いもある。
サービスは、愛知県内の名古屋市、豊田市、小牧市、瀬戸市、春日井市、田原市、南知多町などの計21のコンビニ店舗で計画し、1店舗に1台、急速充電器を取り付けて2012年10月25日から順次、運用を始めた。今回、各店舗への設置を終えて全21店舗でサービス開始した。富士電機はコンビニ各社への納入を弾みに、EV急速充電器の導入拡大を進める。【富士電機(株)】