一般財団法人環境イノベーション情報機構
トヨタ自動車、新型「クラウン」の受注が約1カ月で2万5000台、うちHVが1万6500台
【大気環境 交通問題】 【掲載日】2013.02.04 【情報源】企業/2013.01.30 発表
トヨタ自動車の高級セダン、新型「クラウン」の受注台数が、2012年12月25日の発売から販売店の営業日で約1カ月にあたる1月29日までで約2万5000台に達し、好調な滑り出しとなった。うちハイブリッド車(HV)が約1万6500台と7割近くを占め、燃費性能の高さが注目されている。月間販売目標は4000台で、約2万5000台は6倍以上となる。シリーズ別では、フォーマルな「ロイヤル」が約1万900台、スポーティーな「アスリート」が約1万4100台。新型クラウンは、王冠マークをモチーフにした大きなフロントグリルが外観の特徴となり、4年10カ月ぶりに全面刷新した。
ロイヤルとアスリートにそれぞれHVが設定され、HVには新開発の2.5Lハイブリッドシステムを搭載。V型6気筒3.5L車並みの動力性能と、実走行に近いJC08モードで1Lあたり23.2kmの燃費性能を両立させた。前モデルのHV(3.5L)と比べると、排気量が減ったこともあり、燃費は約6割向上した。
トヨタは好調な要因として、一目で新型クラウンと分かる前面のデザインとHVが持つ高い環境性能に加え、安全面の機能を挙げている。安全面では障害物を感知して衝突に備える機能の性能を高めたほか、状況に応じてエンジンやモーターの出力を制御し、自動的にブレーキをかける装置などを備える。【トヨタ自動車(株)】