一般財団法人環境イノベーション情報機構
六ケ所村使用済燃料受入れ・貯蔵施設の貯蔵プール水漏水 発見後約4か月の今も原因いまだ未判明
【エネルギー 原子力】 【掲載日】2002.05.24 【情報源】原子力安全・保安院/2002.05.24 発表
青森県六ケ所村に建設中の日本原燃(株)使用済燃料受入れ・貯蔵施設内の加圧水型軽水炉(PWR)燃料貯蔵プールで、漏水が発見された件について、日本原燃は原子力安全・保安院に対し、平成14年5月24日付けの報告を提出した。この漏水は平成14年2月1日に確認されたが、平成14年4月5日までに具体的な原因究明や漏えい箇所が特定できなかったことから、原子力安全・保安院は日本原燃に、1か月ごとに作業の進捗状況を報告するよう求めていた。
報告によれば、プール底面付近の溶接部調査が漏えい検知管の出水停止により遅れていることなどにより、5月24日時点でも原因が判明していないほか、漏えい箇所の特定も依然完了していない。
日本原燃では出水回復作業完了後の溶接部調査や、別途行っている液体浸透探傷調査を進展させ、引き続き漏えい箇所の絞り込みを行っていく予定。【原子力安全・保安院】