中国産ほうれんそうに対するドリン類残留検査実施を決定

　厚生労働省は、中国産ほうれんそうから国際的に製造・使用が原則禁止されているディルドリンが検出された事例が発生したことを受け、平成１４年５月２１日に中国産ほうれんそうに対し、ディルドリンおよび同じドリン類であるアルドリン、エンドリンについて、輸入届出ごとに検査を実施することを決定した。
　厚生労働省によれば、ドリン類のほか、４月２２日からパラチオン、５月１４日からクロルピリホスについて、すでに輸入届出ごとに検査が実施されており、これまでパラチオンに関する違反が１件、クロルピリホスに関する違反が７件、ディルドリンに関する違反が１件判明しているという。
　なお、残留農薬が検出された食品について、厚生労働省は、全量廃棄か積み戻し措置をとるよう指示を行っている。【厚生労働省】