一般財団法人環境イノベーション情報機構
花粉の少ないスギ品種を開発−花粉症問題に対する林木育種面からの取組−
【健康・化学物質 アレルギー】 【掲載日】2001.04.04 【情報源】林野庁/2001.02.22 発表
林野庁では、近年、社会問題化しているスギ花粉症問題に対する森林・林業面からの対策の一つとして、林木育種センター及び都・県が連携して、10か年ほどにわたり、関東及びその近県において、成長や幹の通直性等に優れたスギ精英樹を対象に、雄花の着生量を継続して調査した。この結果、雄花の着生が全く認められないか、きわめて僅かであるスギ42品種を開発し、今春から原種を希望する県に配布することとした。花粉の少ないスギ品種は平成9年に公表した15品種と合わせ57品種となり、本格的な花粉症対策品種の普及が始まる。【林野庁】