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環境ニュース[国内]

ふげん発電所排気筒ガスモニタの放射性物質濃度上昇 偶発的な放射性物質の漏えいが原因と判断

エネルギー 原子力】 【掲載日】2002.05.20 【情報源】原子力安全・保安院/2002.05.17 発表

 原子力安全・保安院は核燃料サイクル開発機構提出された、新型転換炉ふげん発電所(定格出力16.5万キロワット)の手動停止についての原因と対策に関する報告書の内容を妥当とする判断を示した。
 ふげん発電所は平成14年4月21日11時30分頃から、希ガスホールドアップ装置(原子炉内で発生した希ガスを滞留させ排気筒へ導く装置)のガスモニタで放射性物質濃度指示値の上昇が見られ、次いで排気筒ガスモニタの指示値も上昇していることが確認されたため、同12時31分に原子炉を手動緊急停止していた。
 核燃料サイクル開発機構からの報告では、停止後に冷却水の放射能濃度測定を実施したところ、特殊燃料集合体(圧力管材料監視試験片が入ったカプセルを内蔵したウラン燃料集合体)一体からの放射性物質の漏えいが確認された。しかしこの燃料を使用済燃料貯蔵プールに取り出し外観点検、運転履歴調査を実施した結果では異常が認められず、今回の漏えいは燃料の設計・製造や取扱い、プラント運転管理の不備に起因するものではなく、偶発的に発生した漏えいと推定していた。【原子力安全・保安院】

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