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環境ニュース[国内]

丸紅・東芝など、交通渋滞解消を目的にベネズエラの国鉄から首都近郊電車を受注

エコビジネス 環境技術】 【掲載日】2012.10.15 【情報源】企業/2012.10.10 発表

 丸紅、東芝と日本車両製造は、交通渋滞解消を目的にベネズエラの国鉄から、首都カラカスと近郊都市を結ぶ鉄道路線で使用される近郊型電車13編成(52両)を共同で受注した。同路線には以前にも車両を納入し、今回は増備車両となる。車両部分を日本車両、電機制御部分を東芝が担当して完成車両を納める。納期は30カ月を予定する。

 電車を納入するのは、カラカスと近郊の衛星都市クアを結ぶ42kmの複線交流電化路線。2006年に営業運転を始めた。輸送需要が好調に伸びていることから、車両を増やす。丸紅はこれまで、1992年と2004年の2度の受注契約でイタリア、ベネズエラ企業との国際共同体として、同路線に日本車両と東芝の車両13編成(52両)を供給した。

 同路線には車両に加え、車両保守工場・基地設備、信号・通信・駅内サービス関連設備、予備品も納入している。今回、丸紅の鉄道プロジェクトでの機器調達、プロジェクトマネージメント・ファイナンスの組成力と、日本車両と東芝の設計、技術力や、既存車両の性能がベネズエラ国鉄に高く評価され、増備車両の受注につながった。

 カラカス近郊で起きている慢性的な交通渋滞解消が狙いとなり、車両を増やすことで乗客輸送力を増強して自動車利用からのシフトを促す。ベネズエラは1万3000kmの鉄道路線網整備計画が進められ、新路線の建設が見込まれる。丸紅、東芝、日本車両の3社はカラカス近郊路線での実績をアピールして、新路線での受注獲得を目指す。【丸紅(株)】

提供:ECO JAPAN(日経BP社)

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