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環境ニュース[国内]

三菱重工業・三菱商事、シェールガス生産拡大を受けて米国にコンプレッサー会社

エネルギー その他(エネルギー)】 【掲載日】2012.09.27 【情報源】企業/2012.09.24 発表

 三菱重工業の100%子会社でコンプレッサー(圧縮機)事業の三菱重工コンプレッサは、米国での新型ガス、シェールガスの生産拡大を受け、米国にコンプレッサーの販売・サービス会社「MHIコンプレッサ・インターナショナル(MCC-I)」を設立し、10月に営業を始める。三菱商事も一部資本参加する計画となり、共同で北米市場の事業強化を進める。

 コンプレッサーは気体(ガス)を圧縮して圧力を高める機器。原料を高温・高圧に気化させて化学反応で分離・精製する石油化学、石油精製、ガス処理・搬送などのプラントで、気体の圧縮工程にコンプレッサーを使用する。プラントの性能や信頼性に影響を与えるといい、プラントに欠かせない重要な機械となり、プラントの心臓部とも呼ばれる。

 MCC-Iは、米国南部のテキサス州ヒューストンに本社を置き、北米とメキシコ市場を対象にコンプレッサー本体と周辺機器の販売、関連エンジニアリング、アフターサービスを行う。三菱重工コンプレッサと三菱商事が共同で体制を整え、新規プラントや効率改善・更新の営業窓口となり、初期設計から工事、完成後のサービスまで一貫して提供する。

 三菱重工コンプレッサが営業と技術チームを派遣し、三菱商事の米国での人的資源を活用しながら三菱重工の米国拠点と連携して事業を推進する。米国は世界のコンプレッサー事業で2割のシェアを占めるうえ、シェールガス生産の急増に伴い、LNG液化天然ガス)積み出し設備などのガス関連や石油化学プラントの新設が相次ぎ、需要が期待できる。【三菱重工コンプレッサ(株)】

提供:ECO JAPAN(日経BP社)

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