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環境ニュース[国内]

JTB法人東京、自転車シェアリングの「コミュニティサイクル」の社会実験を開始

大気環境 交通問題】 【掲載日】2012.09.24 【情報源】企業/2012.09.18 発表

 JTBグループで企業・学校向け事業を手掛けるJTB法人東京は、自転車シェアリングシステム「コミュニティサイクル」の社会実験を東京都港区の品川駅港南エリアで始める。利用者を限定して貸し出しポート2カ所で9月22日〜10月29日に行う試験運用期間に続き、11月1日から5カ所の貸し出しポートを使って2013年1月まで本格的に実施する。

 「TOKYO CITY BIKE(トーキョー・シティー・バイク)」と名付けた。環境省の「2012年度地球温暖化技術開発等事業」として自転車シェアリングの導入に関して検証する。コミュニティサイクルは、歩道などの公共空間に駐輪施設と支払い用の機器を配置し、指定の貸し出しポートで自由に借りて返却できる自転車の共同利用サービスを指す。

 フランスのパリや、スペインのバルセロナなど欧州の主要都市では、公共交通機関を補完する交通手段と位置付けられ、普及している。環境負荷を抑制する効果もある。品川駅港南エリアは、新築マンションの急増に伴って放置自転車が増え、駅近くに駐輪場を設置しているものの、今後も自転車の利用増が予想されることから、実験場所にした。

 試験運用では20台を導入し、本格稼働で50台に拡大する。本格稼働では基本料金1000円の月契約と、1回の利用ごとの2種のプランを用意。月契約は、貸し出し後30分が無料で以後30分ごとに100円となる。1回ごとは、基本料はないが、最初から30分ごとに100円かかる。実験で利用状況を検証し、事業化に向けてビジネスモデルの構築を目指す。【(株)JTB法人東京】

提供:ECO JAPAN(日経BP社)

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