一般財団法人環境イノベーション情報機構
SAICM国内実施計画 策定
【健康・化学物質 その他(健康・化学物質)】 【掲載日】2012.09.11 【情報源】環境省/2012.09.11 発表
環境省は、平成24年9月11日、政府において策定した「SAICM国内実施計画」を公表した。この計画は、SAICM(国際的な化学物質管理のための戦略的アプローチ)において定められた「予防的取組方法に留意しつつ、透明性のある科学的根拠に基づくリスク評価手順と科学的根拠に基づくリスク管理手順を用いて、化学物質が、人の健康と環境にもたらす著しい悪影響を最小化する方法で使用、生産されることを2020年までに達成する」とした国際目標、いわゆるWSSD2020年目標の達成に向け、日本におけるSAICMに沿った化学物質管理に関するこれまでの取組を概観するとともに、WSSD2020年目標の達成に向けた今後の戦略を示すものとして策定したもの。
今後は、2012年9月17日からナイロビ(ケニア)で開催される第3回国際化学物質管理会議(ICCM3)において本計画の内容を報告するとともに、関係省庁が連携して、今回策定した国内実施計画に基づき、包括的な化学物質対策の確立と推進に向けた取組を引き続き進め、2015年に開催予定のICCM4に先立って、関係省庁連絡会議において実施状況の点検・公表を行うこととしている。【環境省】