一般財団法人環境イノベーション情報機構
2000年の地球全体の二酸化炭素濃度 産業革命以前より32%増加
【地球環境 地球温暖化】 【掲載日】2002.05.08 【情報源】気象庁/2002.05.07 発表
気象庁では、「気候変動監視レポート 2001(A4版 約80ページ)」を刊行した。このレポートは2001年の異常気象の状況、温室効果ガスやオゾン層の状況を報告しているほか、付録として2001年に報告された気候変動に関する政府間パネル(IPCC)の第3次報告第1作業部会報告書の政策決定者向け要約の日本語訳を掲載している。2001年の世界の地上気温は中高緯度を中心に高い傾向が続き、年平均地上気温の平年差は+0.42℃。1880年以降1998年、1990年に続き3番目に高い値となったほか、地球全体の二酸化炭素濃度は、2000年のデータで産業革命以前の平均的な濃度280ppmより32%増加した369.2ppmに達した。
なお、日本についても、地上気温の平年差が+0.18℃と依然として高い状態が続いており、日本国内3か所で測定されている二酸化炭素濃度も、2000年の370.3〜372.7ppmと比べ微増し、371.8〜373.5ppmとなった。【気象庁】