一般財団法人環境イノベーション情報機構
小泉首相、ニュ−ジ−ランド首相と会談 京都議定書発効に向けた協力で意見一致
【地球環境 地球温暖化】 【掲載日】2002.05.07 【情報源】外務省/2002.05.02 発表
アジア・大洋州諸国を歴訪中の小泉首相は、2002年5月2日に最後の訪問国であるニュ−ジ−ランドのウェリントンに到着、ニュ−ジ−ランド首相公邸でクラーク首相と首脳会談を行った。会談中、小泉首相は第154回国会期間中に日本が京都議定書を締結するとともに引き続き米国に参加を粘り強く働きかけていくこと、日本としてもニュ−ジ−ランドの議定書締結を希望することを伝え、これに対しクラーク首相は、ニュ−ジ−ランドも2002年8月までに京都議定書を締結したい方針であること、技術面も含め日本とニュ−ジ−ランド両国で環境保護のため協力していきたいと答え、地球温暖化防止のための京都議定書の早期発効に向け両国が協力していく方針で意見が一致した。
なお、両首脳はテロ対策での国際的な協調、対アフガニスタン支援、国連PKOへの貢献と東チモールの国造りに対する支援についても意見が一致したほか、小泉首相が2002年1月の東南アジア訪問の際に打ち出した「東アジア拡大コミュニティー」構想についても、クラーク首相が「ニュ−ジ−ランドは東アジアの一部である」と支持を表明。具体的な協力を積み重ねていくとの方向性が示された。【外務省】