一般財団法人環境イノベーション情報機構
気象庁 2012年6月のエルニーニョ監視速報を発表
【地球環境 その他(地球環境)】 【掲載日】2012.07.10 【情報源】気象庁/2012.07.10 発表
気象庁は、エルニーニョ/ラニーニャ現象に関する2012年6月の太平洋赤道域の大気・海洋の状況と2013年1月までの見通しについて発表した。発表によると、6月の実況では、エルニーニョ現象もラニーニャ現象も発生していない平常の状態が続いているが、エルニーニョ予測モデルは、エルニーニョ監視海域の海面水温が、予測期間中、基準値より高い値で推移すると予測していること、6月の海洋の状況もエルニーニョ現象の発生に適した状態を示していることから、夏の間にエルニーニョ現象が発生する可能性が高いとしている。
なお、気象庁によると、夏にラニーニャ現象が発生した場合の日本の天候の特徴は、平均気温が北日本、東日本、および西日本で低く、降水量が北日本太平洋側と西日本日本海側で多く、日照時間が北日本、西日本太平洋側、および沖縄・奄美で少ない傾向にあるとしている。【気象庁】