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環境ニュース[国内]

日産自動車、大阪府・大阪市と共同でEV「リーフ」から電力供給する節電対策を実施

エネルギー 省エネルギー】 【掲載日】2012.07.06 【情報源】企業/2012.07.03 発表

 日産自動車は、今夏、全国で最も電力需給が厳しくなると予想される関西電力地域の大阪府、大阪市と共同で、電気自動車(EV)「リーフ」の駆動用バッテリーから住宅などに電力を供給するシステム「LEAF to Home(リーフ・トゥー・ホーム)」を活用した節電対策を実施する。日産がリーフと、給電・充電装置「EVパワーステーション」を無償で貸し出す。

 「日産リーフで節電アクション」と名付けて展開する。大阪府、大阪市の官公庁施設に50台、府内の民間に200台、計250台のリーフとEVパワーステーションのセットを貸与する。民間は、府在住の個人や車庫証明場所が府内の法人を対象に公募し、応募が多い時は抽選で決める。提供期間は2013年3月までで、その後は返却、買い取り、リース利用から選択する。

 リーフ・トゥー・ホームは、EVパワーステーションを建物の分電盤に接続し、コネクターをリーフの急速充電ポートにつなぐ仕組み。夜間電力や太陽光発電の発電電力などを使ってリーフの24kWhの大容量バッテリーに電気を蓄え、電力需要が高くなる昼間に使うことでピークシフトを図る。満充電の状態だと一般家庭が日常で使う電力を約2日分賄える。

 民間向けの申し込み受け付けは、7月16日午後6時まで。日産の志賀俊之・最高執行責任者は「リーフ・トゥー・ホームはピークシフトに貢献する全く新しいシステム」と強調し、「大阪で大規模なピークシフトに貢献できることをうれしく思う」と述べた。日産は今後も、電力需給対策が求められる地域を中心に、リーフ・トゥー・ホームでの節電を支援する。【日産自動車(株)】

提供:ECO JAPAN(日経BP社)

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